熊本空港 新ターミナルビルが着工

伊藤秀樹
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 熊本空港熊本県益城町)で国内線国際線一体型の新旅客ターミナルビルの建て替え工事が15日、着工した。開業は2023年春の予定。空港を運営する「熊本国際空港株式会社」が発表した。

 旅客ターミナルビルの建て替えは、県が掲げる熊本地震からの「創造的復興」事業の一つ。新旅客ターミナルビルは鉄骨造り地上4階建ての延べ床面積約3万7500平方メートル。保安検査を受けた先のエリア(クリーンエリア)の店舗面積は旧ターミナルビルの54平方メートルから約2500平方メートルへと拡張する。地域の人の利用を想定した「食と旅」をテーマとした商業施設(約1200平方メートル)や、現国際線ターミナルビル撤去後の跡地にはイベント開催が可能な広場も造る。

 空港は昨年4月、完全民営化された。三井不動産を中心に、九州産交ホールディングス、九州電力など11社と県でつくる熊本国際空港株式会社が運営する。空港会社は、24年度までに国内線11路線で388万人、国際線9路線で67万人の利用を目標としている。(伊藤秀樹)

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