中国GDP、コロナ禍の主要国で唯一プラス 不動産過熱
北京=西山明宏
中国国家統計局が18日に発表した2020年の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質成長率が前年比2・3%だった。19年を3・7ポイント下回ったものの、新型コロナウイルス感染拡大をいち早く抑え込んで経済活動を再開したことで、主要国では唯一のプラス成長になったとみられる。
あわせて発表した20年10~12月期の成長率は前年同期比6・5%で、経済回復が加速していることを示した。
経済を牽引(けんいん)したのは企業の工場などへの投資やインフラ投資、不動産だ。通年では、建物や工場などの固定資産投資は前年比2・9%増。不動産開発投資も7・0%増だった。
不動産バブルを当局が懸念
北京市中心部から車で30分ほど東に走った場所にある、同市通州区の北西部にあるベッドタウン。大きな運河が流れる近くの場所で、広大な不動産の開発が進んでいる。
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副都心をつくる計画の一環で…
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