父が機長、息子が副操縦士 JTAで親子フライト実現

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島崎周
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 日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市)の運航便で昨年、父親と息子が機長と副操縦士を務めた「親子フライト」が実現した。同じ便で親子が操縦を担うのは珍しいという。2人は「いつか一緒になれたらと思っていたので、うれしい」と話す。

 沖縄県出身の嘉陽(かよう)宗章さん(58)と次男の竜太郎さん(29)。宗章さんは2004年から機長を務め、竜太郎さんは昨年3月に副操縦士となった。

 実現したのは、昨年11月20日の那覇発宮古島行き。宗章さんは飛行前の客室乗務員に向けたアナウンスで「親子フライトではありますが、私のラストフライトではありません」と笑いを誘い、機内アナウンスで「私事ですが」と切り出し、親子でのフライトであることを乗客に伝えた。宮古空港では空港スタッフが「運航乗務員 親子フライト」と書かれた横断幕で出迎えた。

 JTAによると、親子で同じ航空会社に勤務することはあっても、同じ便で機長、副操縦士を務めるのは珍しいという。

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 竜太郎さんは幼い頃から飛行…

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