LAGAR誤表記ビール、一転販売へ 「売って」声多数

池上桃子
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 サッポロビールは、デザインの英語表記にスペルミスがあったとして発売中止を決めていた新商品の缶ビールについて、廃棄せずに発売すると13日発表した。SNSや同社に寄せられた販売を求める声を受け、対応を変えたという。

 商品は、ファミリーマートと共同開発した「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」。全国のファミリーマート約1万6300店で12日から数量限定で販売すると5日にプレスリリースを出したが、缶のデザイン表記でビールの種類を表す「LAGER(ラガー)」が誤って「LAGAR」となっており、8日に発売中止を発表した。

 ところが、発表を受けてSNSでは「廃棄するのはもったいない」「フードロスにつながる」といった声が上がった。ツイッターにも「#EじゃなくてもAじゃないか」とのハッシュタグをつけ、販売を求める投稿があった。同社のお客様センターには「売ってほしい」との意見が多数寄せられたといい、同社はファミリーマートと協議して発売中止を取り消したという。2月2日から販売する。

 反響が寄せられたことについて、サッポロビールは13日のプレスリリースで「温かいご意見を頂きましたことに御礼申し上げますとともに、方針変更により多くのお客様にご迷惑をおかけいたしましたことを、心よりおわび申し上げます」とコメントした。

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