ありのままが美しい? 共感しきれないのは私の弱さか

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聞き手・田中聡子 桜井泉
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 白髪を隠さないグレーヘアなど「ありのままの姿が美しい」というムードが広がっているが、自分は踏み切れない。そんなわだかまりを昨年10月「論の芽」でつづったところ、読者からも共感の声が寄せられました。「ありのまま」とは何か、深掘りしてみました。

藤嶋陽子さん すっぴんでなく「すっぴん風」

 「ありのままで美しい」という風潮には、ずっと距離を感じていました。それは私自身の経験が影響しています。

 6年前、3桁近かった体重から35キロも減量し、目元の脂肪を取る美容整形もしました。男性との関係性がよくなったり、反対に女友達とはうまくいかなくなったり、人間関係に大きな変化がありました。太っていた時の劣等感が薄れると思っていましたが、実際は逆でした。

記事後半では、病気で容姿が変わってしまった人をケアする美容室経営者や、中年男性にも広がる整形手術について話すジャーナリストの見方も紹介します。

 容姿の重要性を痛感し、「こ…

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