「歩く」だけで体力上げる 研究者が唱えるひけつとは

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服部尚
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 ランニングは好きなのだが、なかなかまとまった時間がとりにくい。そこで効率よく体力向上の効果が期待できる「インターバル速歩」というウォーキング法があると知り、取り組んでみた。

 インターバル速歩は、ややきつめの早歩きと、ゆっくりとした歩きを3分間ずつ交互に繰り返すというものだ。信号などにつかまらないよう、大きな公園で実際にやってみた。最初の3分間を歩いてみると体温の上昇を感じた。その後にゆっくり歩きをしていると、ふたたび早歩きしようという気持ちが起こってくる。交互に5セットしてみると、少し汗ばむように感じた。これを週4日以上繰り返すと、体力の向上などの効果が期待できるという。これなら無理なくできそうだ。

 早歩きのやり方の基本はこうだ。まず背筋を伸ばす。25メートルほど前の方を見ながら歩く。足を踏み出すときはできるだけ大股にして、かかとから着地する。ひじは直角に曲げて大きく振る。こうすると大股で歩きやすくなる。

 早歩きのスピードも重要なポイントだ。歩いていて「ややきついな」と感じることが大切。5分ほどで息がはずみ、10分で少し汗ばみ、15分ですねに軽い痛みを感じる程度が目安だという。

運動にベストな時間帯は

 インターバル速歩を提唱している能勢博・信州大学特任教授に、一般の人からよく受ける質問への回答を教えてもらった。

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 まず時間帯について。運動ト…

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服部尚
服部尚(はっとり・ひさし)朝日新聞記者
福井支局をふり出しに、東京や大阪の科学医療部で長く勤務。原発、エネルギー、環境、医療、医学分野を担当。東日本大震災時は科学医療部デスク。編集委員を経て現職。