ソフトテニスをやめないで 元選手が考えた作戦とは

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内田快
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 クラウドファンディング(CF)で賞金や開催費用を募ったソフトテニスの大会「ジャパン・グランプリ2020」が20日、大阪府吹田市の江坂テニスセンターで開かれた。優勝賞金は200万円。ソフトテニスの大会でこれほどの額の賞金が出る大会は珍しいといい、主催者は競技の普及の第一歩と位置づけている。

 強烈な回転がかかり、数センチしか跳ねないサーブ。乾いた「パン」という音を残し地をはうように伸びていくストローク……。賞金を手にするのは優勝ペアだけということもあり、1回戦から白熱した。

 非公式の大会だが、実業団や大学の男子のトップ選手が招待され、ダブルス8組によるトーナメント制で争った。賞金を手にしたのは、内本隆文(NTT西日本)と丸山海斗(アキム)のペアだった。

 大会を企画したのは、ソフトテニスのオンラインスクールや動画配信に取り組むエースマネジメント合同会社の荻原雅斗さん(30)ら。大学までソフトテニス部員で、現在はカンボジア代表のヘッドコーチも務める。こだわったのは、高額の賞金大会とすることだ。

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 背景にあるのは危機感だ。ソ…

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