巨人・高梨雄平が来季へ「高いハードル」を掲げたわけ

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松沢憲司
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 「かなり高いハードルだけど、狙っていくと口に出す」。巨人の中継ぎ左腕・高梨雄平投手(28)は15日の契約更改後、来季の目標に防御率0点台を掲げた。今季は1・93だった。これまでの4年間で、登板数以外の数字目標を明言したのは初めてだ。その背景には、“弟”からの一言があった。

 高梨はこの日、2200万円増の7千万円で契約を更改(金額は推定)。その後、オンラインで記者会見した。来季の目標を問われると、「30ホールドと、防御率0点台。(日々の試合で)変動する数字は(これまでは)意識してこなかった。殻を破りたいので、今まで考えないようにしていたものと向き合ってみようと思う」と答えた。

背中を押したのは、あの仲良し選手

 高梨は昨季まで、対左打者のワンポイントリリーフが多かった。「防御率を1下げるのに必要な27アウトを取るのに、1人ずつ抑えたら27試合かかる。27人連続アウトは、先発なら完全試合ですよ? そういう数字を気にしていたら、気持ちや頭の整理がつかない」と話していた。だが今季、7月22日の移籍後初登板から10月半ばまで防御率0点台を継続。心境に変化があった。「かなりいい数字に、そわそわしていた。そういうところに立てると、自分で思っていなかったからかな」という反省があった。

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 それに加えて、楽天時代から…

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