軟式球で特大ホームラン オフも精力的な前田健太の思い

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山口史朗
【動画】野球ユーチューバーと共演 オフも精力的なマエケンの思いとは=小俣勇貴、山口史朗撮影
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 今季、大リーグのツインズで6勝を挙げ、サイ・ヤング賞の候補になった前田健太投手(32)がオフも精力的だ。本来は体を休める時期だが、テレビ出演に加え、軟式野球でユーチューバーと対戦したり、自らの手書きデザインのグッズを販売したり。自らもYouTubeチャンネルを立ち上げて積極的に露出しようとする思いとは何か。

 11月19日、秋晴れの東京都内のグラウンドに「マエケン」の姿はあった。契約する野球メーカー、ミズノの新作軟式バット「ビヨンドマックス・レガシー」を使い、59万人の登録者数を持つ野球ユーチューバーのトクサンと本塁打競争をする企画だ。

 さすがは、強豪・PL学園高(大阪)時代に「エースで4番」だったマエケン。最初は慣れない軟式球に苦しみながらも、レフトポール最上部に当たる特大本塁打など5分間で2連発を含む4本塁打を放った。

 全国の草野球愛好家に本塁打を打つコツを教えてほしいと聞かれると、「今のバットはパワーがなくても打てる。7、8割の力でフライを打ったら、スタンドに入るんじゃないですか。フライを打たないと入らない」と惜しみなく教えてくれた。その後は、マウンドに上がってトクサンらと1打席の「真剣勝負」まで行った。

 硬式とは重さの違う軟式球を投げることはケガにつながるおそれもある。ましてや、シーズン後で疲れているのに、ここまでするのはなぜだろうか。そう尋ねると、マエケンは「野球をしている子どもたちや見ている人に、一つでもいい情報が与えたい」と語り始めた。

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