札幌のGoTo旅行予約、一時停止を容認 知事が表明

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 北海道の鈴木直道知事は23日、新型コロナウイルスの感染が道内で拡大していることを受け、国の「Go To トラベル」事業を札幌市で一時停止することを容認すると表明した。事業を使った旅行予約は一時停止することになる。今後、具体的な停止期間や旅行のキャンセルに伴う事業者の負担軽減などについて政府と協議する。

 23日夕に報道陣の取材に応じた鈴木知事は「非常に苦しい判断だが、札幌市内で『Go To トラベル』事業の停止を検討せざるを得ない」と述べた。旅行のキャンセル料については国の負担で無料とし、事業者への影響も最小限とすることを求めた。鈴木知事は「道内の旅行者のほとんどが『Go To』を利用しており、(観光などの)事業者には甚大な影響があると懸念している」としたうえで、「今は感染拡大の防止に力を注がざるを得ない」とした。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は20日の提言で、国の基準で「感染急増段階」とされる「ステージ3」の地域は「トラベル」から除外することを検討するよう提言。分科会の尾身茂会長は特に感染増が目立つ札幌市について「ステージ3に入っているのでは」と指摘した。21日には菅義偉首相が政府対策本部で、都道府県知事と協議したうえで、感染拡大地域での「トラベル」の旅行予約の一時停止などの措置を導入すると表明。これを受け、道は札幌市と協議していた。

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