今度は「御酒印」 コロナ禍で急増、全国140の酒蔵に

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松永佳伸 臼井昭仁
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 酒蔵を訪ねて日本酒のラベルをもらい、「御酒印帳」に貼る。酒蔵巡りにそんな楽しみ方が加わった。寺社を巡る「御朱印ブーム」にあやかって始まり、対象の酒蔵は今や全国で140に増えている。

 御酒印帳を発行しているのは京都市の紙卸会社「柿本商事」で、1冊1500円(税抜き)。趣旨に賛同した公認酒蔵を訪ねて買い物や試飲でお金を払うと、代表銘柄の未使用ラベルをもらえるという仕組みだ。御酒印帳にはラベルを貼るとともに、酒の特徴や旅の思い出を記すことができる。

 飲んだ日本酒のラベルを集めるという楽しみ方は以前からあったが、瓶に貼られたラベルは非常にはがしにくいという難点があった。

 柿本商事は御朱印帳の製作にかかわっていたこともあり、全国1700の酒造会社に呼びかけ、関西を中心に3年前、公認酒蔵80でスタートした。「御酒印帳プロジェクト推進委員会」を設立し、商標登録もした。

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