トヨタの実験都市、来年2月着工 「富士山」の語呂で 

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千葉卓朗 三浦惇平
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 トヨタ自動車富士山のふもとに作る実験都市「ウーブン・シティ」構想について、豊田章男社長は6日の記者会見で、来年2月23日に着工すると明らかにした。実際に人が住む街で自動運転を中心とする次世代技術の開発を進める計画だ。

 「ウーブン」は、今年12月に閉鎖する静岡県裾野市の東富士工場の跡地約70万平方メートルを活用し、「ゼロから『街』を作る非常にユニークな取り組み」(豊田社長)だ。着工日を2月23日にする理由について豊田社長は「『富士山(223)』という単純な理由」と語呂合わせで決めたと説明した。

住人、まずは360人

 トヨタはこれまで「5年以内に人が住めるようにする」としてきた。豊田社長はこの日、具体的な住民が「高齢者」と「子育て世代」と「発明家」になると説明。高齢者や子育て世代が抱える社会的な課題の解決につながる発明に生かすという。一定期間で成果が出ない発明家は交代する。現時点で住民の人数は360人になるとしている。

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