バイデン氏のハエたたき3万5千本完売 グッズ合戦過熱

有料記事アメリカ大統領選2020

ニューヨーク=藤原学思
[PR]

 11月3日の投票日に向けて米大統領選が大詰めを迎えるなか、共和党のトランプ大統領、民主党バイデン前副大統領の両陣営によるグッズの販売合戦も佳境に入っている。定番のTシャツや帽子に加え、コロナ禍ならではのマスクや消毒液、乳児服に子ども向けの塗り絵帳まで、あの手この手で有権者にアピールを重ねている。(ニューヨーク=藤原学思

 7日夜、副大統領候補の討論会の途中から、ツイッターでは「ハエ」という言葉が飛び交い始めた。ハリス上院議員(民主党)と論戦を交わしていたペンス副大統領(共和党)の頭に1匹のハエが止まり、約2分間にわたって米国民の視線を集めたのだ。

 討論会が終了すると、バイデン陣営はすぐに飛びついた。ツイッターなどには、バイデン氏が笑みを浮かべながらハエたたきを持っている写真を投稿。ハエ(fly)とかけ、「このキャンペーンの飛躍(fly)を助けるために、5ドルの寄付を」と訴えた。

 陣営はさらに、その日のうちに1本10ドル(1050円)のハエたたきも発売。バイデン氏のキャッチフレーズの一つである「Truth Over Lies」(真実はウソに勝る)をもじり、「Truth Over Flies」(真実はハエに勝る)と記した。米メディアによると、陣営のデジタル班がネット上で話題になっているのに気づき、グッズ化を決定。数時間で3万5千本が売れたという。

ここから続き

 バイデン陣営のグッズで目立…

この記事は有料記事です。残り1653文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

アメリカ大統領選2020

アメリカ大統領選2020

共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領の2候補によって争われる11月3日のアメリカ大統領選。最新の発言や取材から、両候補の動きを追います。[もっと見る]