「菅人事」が注目を集めています。日本学術会議が推薦した学者6人を任命せず、説明はうやむや。首相補佐官に記者を登用し、自ら立ち上げた「成長戦略会議」には竹中平蔵氏や三浦瑠麗氏を起用しました。首相に助言をする内閣官房参与にも、非常勤の6人を新たに選んでいます。
菅義偉首相の狙いは。人事から浮かび上がる菅首相の人物像とは。秋山訓子編集委員に解説してもらいました。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は以下の通りです。
・口説き文句は「権力の中枢だぞ」
・マイウェイならぬスガウェイの三原則
・横浜市議時代、「人事の魔力」に味を占めた?
・意見が正反対の2人を同席させ、議論みて「すごく面白そうな顔」
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Q:日本学術会議の人事について、6人の任命を拒否したことが問題になっています。
A:どこまで菅首相の主導なのかは、まだ分かりません。安倍政権時から類似のことがあったという指摘もありますし、菅さんが主体的にやったかどうかを断言することはできません。これから検証されるべき問題です。
ただ、6人を任命しなかったのは「菅流」、「スガウェイ」を象徴していて、菅さんのやり方をよく表した事例だと思います。
Q:どういう点ですか?
A:三つのポイントがあります。…