米連邦政府、67年ぶりに女性の死刑執行へ 救済認めず

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藤原学思
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 米連邦政府が12月、67年ぶりに女性の死刑を執行することになった。司法省が16日、他の死刑囚の執行と合わせて発表した。連邦政府による死刑執行は今年7月、17年ぶりに再開されたが、年末までに9人に執行されることになる。

 12月8日にインディアナ州の刑務所で薬剤の投与によって死刑が執行されるのは、リサ・モンゴメリー死刑囚(52)。司法省や米メディアによると、2004年12月、インターネット上で知り合ったミズーリ州の妊婦の女性(当時23)の自宅を「子犬の購入」という口実で訪問。女性を殺害した上で、胎児を遺体から取り出して誘拐した。

 胎児はモンゴメリー死刑囚の逮捕後に救出され、現在も生きている。連邦地裁の大陪審は07年10月に死刑を勧告し、判事が翌年、死刑を言い渡した。モンゴメリー死刑囚は救済措置を申し立てたが、いずれも認められずに却下された。

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 米国では一部の州政府と、連…

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