大統領と知事、違うワクチン推し ブラジルで政争の具に

有料記事

サンパウロ=岡田玄
[PR]

 新型コロナウイルスの累計感染者が520万人を超えたブラジルで、ワクチンへの期待が高まっている。ただ、ボルソナーロ大統領と、サンパウロ州のドリア知事はそれぞれ異なるワクチンを推し、さや当てを展開。2人は2022年の大統領選に立候補する可能性が高く、選挙も意識しているとみられる。

 「サンパウロはワクチン接種を義務とするだろう。パンデミックのまっただ中で、一部の人だけに接種することは考えられない」

 ドリア氏は16日、記者会見でこう述べた。想定されているのは、中国のバイオ企業シノバック社のワクチンだ。

ここから続き

 ドリア氏は9月30日、シノ…

この記事は有料記事です。残り1236文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]