コウノトリ「令」「和」相次ぎ死ぬ 鳴門で昨年誕生

吉田博行

 徳島県は12日、同県鳴門市で昨年生まれた国の特別天然記念物のコウノトリの「令」(オス)と「和(かず)」(メス)の2羽が相次いで死んだと発表した。

 県によると、令は9日昼ごろ、同市大麻町の排水機場付近で死んでいるのを市職員が確認した。直前に市民から「水路でコウノトリが流されている」と市に連絡があったという。

 和は5日朝、京都府京丹後市の民家の敷地でけがをしているのが見つかり、兵庫県豊岡市のコウノトリ保護増殖センターへ搬送したが死んだのが確認された。

 令の死因は不明で、和の死因は調査中という。

 徳島県によると、鳴門市で2017年以降に生まれたコウノトリは計11羽。うち今回の2羽を含む計4羽が死んだという…

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