35年前の夢開封 知立でタイムカプセル掘り出し 愛知

松本行弘
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 愛知県知立市役所で10月6日、35年前に埋められた「タイムカプセル」が掘り起こされた。

 タイムカプセルは筒状で直径90センチ、長さ150センチのステンレス製。1985年12月、知立青年会議所(JC)の市制15周年事業として「市制50周年で開封する」と決めて埋められた。

 実行委員長だった隅田薫さん(74)は「20世紀から21世紀になるということで流行だった。子供たちになにか残してあげたいと企画した」。腐食対策で周りにタール塗装を施してあり、半日かけて掘り出したカプセルは埋めた当時の姿で現れた。開封したところ、中身の状態も良好だった。

 中身は市内の小中学生が35年後の自分に向けて書いた手紙や絵画、一般から募った物など8572点。当時の市長から現市長への手紙もあるという。知立JCは中身を整理し、可能なものは12月9~23日に同市中央公民館で展示する予定。(松本行弘)

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