消費増税から1年 負担感、コロナが上塗り「定着した」

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 消費税の税率が8%から10%に上がって、まる1年たった。その後のコロナ禍は、増税による景気への影響を上塗りして見えにくくしたが、財政再建の道のりもかすんでいる。

 消費者の負担を和らげようと、政府は、軽減税率を採り入れた。飲食品のうち酒類と外食を除いた部分は8%に据え置いた。さらに、キャッシュレス決済へのポイント還元を今年6月末まで実施した。

 一定の効果は、あったようだ。増税前後の駆け込み需要とその反動は、前回2014年の増税時と比べて小さめだった。

 キャッシュレス決済へのポイント還元は、その対象を中小企業や個人が営む店での買い物に絞った結果、明暗が業種によって分かれた。

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 恩恵を受けたのは、フランチ…

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