障害者手帳にカード型 県が全国で初めて発行

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寿柳聡
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 大分県は10月から、カード型の障害者手帳の交付を始める。紙の手帳より耐久性があり、周囲の目を気にして提示しづらかった場面でも扱いやすくなるという。県によると身体、療育、精神の3種の手帳をすべてカード化するのは全国で初めて。

 カード型手帳は運転免許証と同じサイズでプラスチック製。裏に具体的な症状などを記載できる。従来の手帳とどちらを使うかは利用者が選択する。文字面の凹凸などで、視覚障害がある人でも他のカードと区別できるように工夫したという。23日から市町村の障害者担当課で切り替えの申請を受け付けている。

 カード型手帳の発行は昨年4月の法改正で交付が認められた。県によると東京都佐賀県が準備を進めているが、まだ交付している自治体はない。療育手帳のみ山口県でカード型も発行されているという。

 カード型の発行に国の財政支…

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