久々、観光列車運行でGO 若桜鉄道、コロナで中断

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石川和彦
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 若桜鉄道(郡家―若桜駅、約19キロ)が19日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で見合わせていた臨時貸し切り列車(観光列車)の運行を再開した。連結された「八頭号」「若桜号」に団体客約60人が分乗し、車窓からの景色を楽しんだ。若桜号は3月初旬のデビュー以降、観光列車としては初の運行となった。

 八頭、若桜両町は、新型コロナで落ち込んだ観光利用を増やそうと、両町の町民を対象に今月、1両5万5千円の貸し切り料金を無料にするキャンペーンを開始。今回が初の利用となった。

 この日乗車したのは、八頭町の障害者福祉施設などが沿線のまちを再発見しようと企画したイベントに参加した人ら。9月が世界アルツハイマー月間であることから、郡家駅前で記念行事をした後に列車内へ。各駅や沿線の特産品に関するガイドの説明を聞きながら、若桜駅までの約30分間、景色を楽しんだ。八頭町の鎌田京子さん(70)は「いつも(列車を)眺めるばかりでしたが、車内はきれいで快適だった。景色もきれいで良かった」と話した。

 若桜鉄道の観光アドバイザー…

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