原発の町「歴史の証し」アーチの標語考案者、願う展示

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三浦英之
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 原子力明るい未来のエネルギー――。東京電力福島第一原発事故でいまも全町避難が続く福島県双葉町の中心部には、原発をPRする看板が掲げられていた。標語の考案者や町はその負の教訓を伝えるため、20日に同町に開館する県の「東日本大震災原子力災害伝承館」に実物の展示を求めていたが、大型写真の公開にとどまり、願いはかなわなかった。

 「伝承館には、この町がたどってきた『ありのままの姿』を展示してほしいと思います」

 茨城県古河市で避難生活を送る自営業大沼勇治さん(44)は8月下旬、今春に全線で運転再開したJR常磐線・双葉駅前で周囲を見渡しながら語った。

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 原発事故後は年数回、町に通…

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