イスラエルとバーレーンも国交正常化 トランプ氏が仲介

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渡辺丘=ワシントン 伊藤喜之=ドバイ 高野遼
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 トランプ米大統領は11日、イスラエルとバーレーンが国交正常化に合意したと発表した。イスラエルは8月13日にアラブ首長国連邦(UAE)と国交正常化に合意したばかり。11月の米大統領選を前に外交成果を急ぐトランプ政権の仲介で、「対イラン」では一致するイスラエルとアラブ諸国の関係改善が進んでいる。中東の対立構図が変化する中、パレスチナの孤立が一層際立っている。

 トランプ氏ツイッターに投稿した3カ国の共同声明によると、トランプ氏とイスラエルのネタニヤフ首相、バーレーンのハマド国王が11日に電話会談し、「完全な国交樹立」で合意した。ホワイトハウスで15日に開かれるイスラエルとUAEの国交正常化の調印式にバーレーンのザヤニ外相も出席し、「平和宣言」に署名する。

 ホワイトハウスやトランプ氏の説明では、イスラエルとバーレーンは大使館の開設や直行便の就航のほか、医療やビジネス、技術、教育、治安などの分野で協力するとしている。

猛反発するパレスチナ

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