「近づいては遠のく」 柔道代表・新井の五輪への思い

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波戸健一
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 柔道女子70キロ級で東京オリンピック(五輪)代表に内定している新井千鶴(26)=三井住友海上=が7日、オンラインで取材に応じた。接触競技の柔道は新型コロナウイルスの影響で国際大会が再開されておらず、新井も2月を最後に実戦から遠ざかっている。コロナ禍の中で実力が測りにくくなっている海外のライバル選手たちについて、「フィジカル面をものすごく強化していると思う」と警戒心を口にした。

 自身が本格的に乱取りを再開できたのは8月に入ってから。春以降、本来なら五輪に向けて追い込んでいる時期に、畳に上がれない時間が続いた。それでも、「オリンピックが中止にならなくてよかった。延期という形で希望が持てた」と気持ちは前向き。組み合う練習ができない代わりに体力や筋力の強化に目を向けて、海外勢に負けじと自分の体重を負荷にした「自重トレーニング」を自室で繰り返したという。

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