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　180年前にスコットランドで生まれ、神戸の居留地の発展に尽くした「シムさん」にあこがれ、彼の記念碑を毎月訪れる2人の女性がいる。神戸市中央区の東遊園地にある記念碑前で28日、生誕180年の式典を2人で開いた。

　シムさんとは、アレクサンダー・キャメロン・シム（1840～1900）。1870（明治3）年、29歳で開港3年目の神戸に来たスポーツマンの薬剤師だった。居留地の運動場だった東遊園地に、外国人スポーツクラブ「神戸レガッタ・アンド・アスレチック・クラブ（KR＆AC）」をつくり、日本中にスポーツ文化を広めた。KR＆ACは戦後、近くの磯上公園に移転し、いまは日本人の会員もいる。

　「シムさん、ハッピーバースデー」

　神戸市東灘区の藤井さち子さ…