【動画】国連食糧農業機関(FAO)の上級バッタ予報官キース・クレスマンさんインタビュー

 サバクトビバッタの大群が今年、世界20カ国以上で小麦やトウモロコシを食い荒らしている。大きな群れは東京都の空を埋め尽くすほど巨大だ。被害を食い止める手はないのか。対策の最前線に立つ国連食糧農業機関(FAO)の上級バッタ予報官キース・クレスマン氏に聞いた。

 「異常気象が続くようなら、サバクトビバッタの急増の頻度が、さらに増していくだろう」。朝日新聞のオンライン取材に応じたクレスマン氏は、地球規模の気象変化によって被害が繰り返される可能性を指摘した。

 今回の大発生のきっかけは、2018年の5月と10月、アラビア半島の砂漠地帯を襲ったサイクロンだった。サイクロンによる大雨がバッタの産卵に適した環境を作り出し、群れが膨れ上がったという。

 アラビア半島に年に2回もサイ…

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