香港の民主活動家・周庭氏が保釈 「政治弾圧だ」と批判

香港=益満雄一郎
[PR]

 香港国家安全維持法違反容疑で逮捕された民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏が11日深夜、保釈された。周氏は記者会見を開き、「国安法を利用した政治的弾圧だ」と批判した。

 周氏は会見で、外国勢力と結託したとされる逮捕容疑について「どういう理由で私が逮捕されたのか(警察からは)聞いていない」と語った。今後は「国際社会と連携する活動には参加できないが、香港人の一人として香港の民主化運動や自由のために闘っていく」と語った。取り調べは非常に怖かったとも述べ、疲れた表情を浮かべた。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
益満雄一郎
国際報道部次長|朝鮮半島担当
専門・関心分野
香港・台湾・中国、朝鮮半島、経済全般