GAFA、歯切れ悪く 独禁法や大統領選で米議会が追及

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サンフランシスコ=尾形聡彦
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 競争をゆがめているのではないか――。29日の米議会下院の公聴会で、議員らがGAFA(ガーファ)とも呼ばれる米巨大IT4社を厳しく追及した。コロナ禍で4社が力を増すなかで風当たりは強く、初めてそろって証言した4トップは弁明に終始。米大統領選や中国対応も議論になり、4社の存在感の大きさが浮き彫りになった。

 「アマゾン内で五つ星評価の書店だったのに、アマゾン本体のシェアを食うようになってから販売できる本を減らされ、何の説明もなく半年で本を全く売らせてもらえなくなった」

 29日、米下院司法委員会の小委員会の公聴会で、マクベス議員(民主)が流したのは、アマゾンに出店する女性店主の切実な肉声だった。議員に「これがアマゾンのやり方なのか」と迫られたアマゾン創業者のジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は「違います。彼女と話したい。これは我々の組織的な手法ではない……」と、オンラインの画面越しにやや動揺した様子で話した。

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