広島)被服支廠利活用へ「未来に活かす会」が催し
東谷晃平
広島県が一部解体の方針を示している広島市南区の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」の今後を考える「被服支廠を未来に活かす会」が19日、広島市中区でキックオフイベントを開いた。
会は2月に7人で発足。新型コロナウイルスの影響で活動を控え、最初のイベントがこの日になった。
参加者約50人の前で、被服支廠のそばで育った切明千枝子さん(90)が体験を語った。被服支廠の中に泳げるほど大きな風呂があったこと。原爆投下後、校庭で下級生の遺体を焼いたこと。「平和は必死でたぐり寄せて、放さないように守らないと」と強調した。
自民党の平口洋衆院議員(広…