静岡)知事が国会議員に説明へ リニア工事の影響めぐり

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宮川純一
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 リニア中央新幹線の静岡工区をめぐる動きが慌ただしさを増している。川勝平太知事が22日、自民党国会議員に県の立場を説明することになった。国土交通省の有識者会議でも大井川の中・下流で影響が少ないとの見方が強まり、水資源の議論は山場を迎えている。

 自民党本部のリニアに関する特別委員会が14日あり、静岡工区の工事に静岡県が難色を示している問題を議論。川勝知事から直接、事情を聴くことになった。知事は14日の定例会見で「どこへでも出て行きます。多くの人に分かってほしい」と意欲を示していた。知事は21日に梅雨前線の影響で被害を受けた工事現場を視察したうえで、同委員会のウェブ会議に臨む。

 また、国土交通省は16日に4回目となる有識者会議を開き、リニアの工事で大井川の水資源や南アルプスの生態系に与える影響について話し合った。JR東海は大井川の主に中・下流での水利用の状況や、上流の工事20年後までの水の影響に関するデータを示した。

 有識者会議の座長である福岡…

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