将棋の叡王戦、異例の事態に 2局連続で引き分け成立

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村上耕司
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 永瀬拓矢叡王(27)に豊島将之名人・竜王(30)が挑戦している将棋の第5期叡王(えいおう)戦七番勝負(ドワンゴ主催)の第3局は19日午後2時から名古屋市で行われ、同5時49分に207手までで持将棋(じしょうぎ)=引き分け=が成立した。5日に行われた第2局も持将棋となっており、2局連続で引き分けとなる異例の事態になった。タイトル戦の一つのシリーズで持将棋が2回成立するのは初めて。

 第4局は19日午後7時半から持ち時間各1時間で指され、持将棋局を超える232手の熱戦の末、永瀬叡王が勝ち、対戦成績を1勝1敗(2持将棋)とした。第5局は23日に東京・将棋会館で行われる。

 「持将棋」は、お互いの玉将が相手陣に入り込んで捕まらなくなった状態(入玉)で、玉を除く大駒1枚を5点、小駒を1点と数え、両者の点数がそれぞれ24点以上あれば成立し、引き分けとなる。24点に満たない方は負けとなる。

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 第3局は先手番の永瀬叡王が…

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