新宿駅の東西通路、ようやく開通 150m、2分の短縮

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南日慶子
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 首都東京の巨大ターミナル・新宿駅JR東日本など6社11路線が乗り入れ、乗降客は1日あたり約350万人超と世界一の規模とされる。このうちJR新宿駅の西口と東口をつなぐ自由通路が、19日開通する。百貨店や飲食店が軒を連ねる東口と高層オフィスビルがある西口を、改札を通らず行き来できるようになる。周辺では再開発の計画が目白押しで、今後数十年で新宿駅は大きく生まれ変わる。

ついに西口と東口を結ぶ自由通路

 東西自由通路は幅約25メートル、延長約100メートル。JR新宿駅の西口と東口を結ぶ改札内の通路を8メートル拡幅し、19日から自由通路にする。既存の改札やみどりの窓口、券売機は通路に沿って配置される。始発から終電までの間に利用できる。

 これまで西口と東口を行き来するには、東京メトロの地下通路経由、甲州街道経由、鉄道橋下の角筈(つのはず)ガード経由、大ガード経由といった方法があった。JR東日本によると、西口と東口の距離は東京メトロの地下通路経由で約250メートルだったのが約100メートルになり、約2分の時間短縮になるという。

 通路は2012年9月に着工し、総事業費は122億円。49億円をJR東日本、73億円を国と新宿区が負担した。

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