東京)長谷川町子記念館、11日オープン 世田谷

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 漫画「サザエさん」などの名作を残した長谷川町子さん(1920~92)の生誕100年を記念し、長谷川町子美術館東京都世田谷区桜新町)が11日、同館分館として「長谷川町子記念館」をオープンする。原画やペンなど愛用品の展示を通じて町子さんの生涯を知り、昭和を駆け抜けた漫画家の作品世界に触れることができる。

 長谷川町子美術館前の「サザエさん通り」を挟んで向かい側に建設された記念館は2階建てで、延べ床面積約1270平方メートル。1階には、町子さんが活躍した昭和時代の懐かしい茶の間や板塀の道を再現した常設展示室がある。板塀には来館者がバーチャルな落書きを楽しめる仕掛けも。2階の企画展示室には、美術館が所蔵する「サザエさん」「エプロンおばさん」「いじわるばあさん」などの単行本表紙の原画約120点を初めて一堂に展示。カラフルで斬新な構図の表紙が来館者の目を引きそうだ。

 当初は4月に開館予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大で2度延期。1日の入館者を350人に制限してのオープンとなる。9日の内覧会で川口淳二館長は「町子先生の仕事を見て、昭和を懐かしんでいただきたい」とあいさつ。参加した桜新町商店街振興組合の高橋秀樹理事長は「新しい観光ポイントとして期待している」と話した。

 記念館と美術館は午前10時…

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