長野)2度目の再選挙は回避、なり手不足に悩む村
松下和彦
長野県売木村議選(定数7)は30日告示された。立候補したのは現職4人、新顔2人の計6人にとどまり、定数割れでの無投票当選が決まった。
告示前から「再選挙」の影がちらついた。議員7人のうち1人が任期中に亡くなり、2人が昨年末から今春にかけて、次は立候補しないと明かした。「また全国ニュースになってしまう」。小さな村内でそうささやかれていた。
公職選挙法は、候補者の不足が定数の6分の1を超えると再選挙と定める。定数7の売木村では欠員2以上で再選挙になるため、「3欠」は危機的な状況。「また全国ニュースに」という心配は、再選挙が初めてではないからだ。
定数8だった2004年は立…