スリランカでの悔しさ原点 10年目のフェアトレード店

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広瀬萌恵
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 フェアトレード(公正な貿易)の店が静岡市にある。市場原理ではなく、作り手のことを考えた価格で輸入し、理解して買ってもらう。高いというイメージがあるが、質にもこだわった。1人の女性が始め、今年で10年になる。

 静岡市葵区駿府町のフェアトレードショップ「Teebom」(テーボム=お茶にしましょう)。4畳半ほどの店内にカラフルなバッグやマフラー、コーヒー、チョコレートといった雑貨が所狭しと並ぶ。

 店を営むのは今井奈保子さん(54)。コーヒー豆100グラム440円、民族衣装のサリーを再利用したマフラーが4400円(いずれも税込み)などインドやペルー、バングラデシュといった開発途上国から仕入れたフェアトレード製品だ。

 店を開いたきっかけは、20年以上前の悔しい経験だ。

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