神父の性暴力、公の場で女性語る「教会は加害者を守る」

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榎本瑞希
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 カトリック神父からの性暴力被害を告発する集会が21日、長崎市桜町の長崎県勤労福祉会館で開かれ、40人が参加した。長崎大司教区で被害を訴えている50代の女性信者も初めて公の場で体験を語った。

 女性は約17年にわたって家族ぐるみのつきあいをしていた神父から2018年5月に性被害を受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したと語った。長崎大司教区は神父を聖職停止処分に。県警は神父を強制わいせつ容疑で書類送検したが、長崎地検は4月に不起訴処分とした。

 女性は、警察に被害届を出す際に大司教区の神父から「被害者が1人なら被害届を取り下げてもいいのではないか」と言われたり、親身になってくれた相談窓口の職員が大司教区内で非難されたりしていると訴えた。女性は「教会は加害神父を守っている。被害者の気持ちになってほしい」と話した。

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