奈良)薬師寺で中興の祖・高田好胤さん二十三回忌法要

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岡田匠
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 薬師寺奈良市)の伽藍(がらん)を復興し、1998年に74歳で亡くなった高田好胤(こういん)・元管主(かんす)(住職)の二十三回忌法要が22日、薬師寺のお写経道場である。新型コロナウイルスの影響で僧侶だけで営むが、寺は、祭壇に供える「追悼お写経」を20日まで受け付けている。

 わかりやすい説法で心を耕し、全国に写経を広めた好胤さんは戦後を代表する高僧の一人だ。金堂、西塔、中門などを復興させ、薬師寺の「中興の祖」とされる。弟子の加藤朝胤(ちょういん)管主(70)は「自分に厳しく、人にやさしい、信念の僧だった」と振り返る。

 好胤さんは24年、大阪市生まれ。小学5年で、薬師寺に入って得度した。龍谷大在学中に学徒出陣し、戦後の49年に副住職に就いた。18年間、修学旅行の子どもたちにユーモアを交えながら、やさしい言葉で仏の教えを説いた。

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 当時、子どもたちに仏教のこ…

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