第5回ヘイトスピーチに「刑事規制を」 川崎から始まった闘い

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ヘイトスピーチとたたかう⑤

 2016年1月31日、在日コリアンが多く住む川崎市桜本地区を標的にした「日本浄化デモ」が行われた。参加者らが「朝鮮人は敵。朝鮮人は出て行け」などと叫び、桜本商店街に通じる交差点に近づくと、反対する市民らが路上に座り込む「シットイン」で阻止。デモ隊をUターンさせた。

 3月22日には地元に住む在日コリアン崔江以子(チェカンイヂャ)(47)が参院法務委で参考人として意見を述べた。

 「デモで私たちの心は殺されました。法律がなく差別が放置されたままでは、いつか私たちは本当に殺されます」

 09年にあった京都朝鮮第一初級学校に対する街宣事件の現場に児童の保護者として居合わせた龍谷大教授の金尚均(キムサンギュン)(52)も「ヘイトスピーチなどの人種差別は生身の人間の心身を傷つけ、社会も傷つける」と強調した。

 訴えは国会を動かした。16年3月31日、参院法務委の議員らが桜本地区を視察。在日1世のハルモニ(おばあさん)たちの話を聞いた。5月にはヘイトスピーチ対策法(解消法)が成立した。

 6月2日、桜本地区を標的に…

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