今春開学した湘南鎌倉医療大学（神奈川県鎌倉市山崎）で13日、看護学部1期生107人の入学式があった。4月の予定が新型コロナウイルスの影響で延期され、学生たちは5月からオンライン授業を受けながらこの日を待っていた。講堂には間隔をとっていすが並べられ、学生と教員だけが参加した。

　森明子・看護学部長は「情報社会であっても、看護職は人の目を見て、声の強弱で、気持ちを感じ取ることが大切。4年間で教科書にないことを積極的に学んでください」と呼びかけた。新入生の1人、津崎はなさん（19）=逗子市=は「この間、友達もできずちょっぴり不安だった。ニュースを見ては、現場はみんな寝られていないんだろうなと思っていた。将来、そんな時に自分も最前線で役立てるようになりたい」と明るく語った。（織井優佳）