再放送が熱い。過去の放送の傑作選や特別編の多くが視聴率10%超。コロナ禍で急増し、存在感を増している。

拡大する写真・図版「勇者ヨシヒコと魔王の城」(C)「勇者ヨシヒコと魔王の城」製作委員会

 「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日、東映)は、放送が中断した「特捜9」の過去シリーズ。5月6日の視聴率は14・8%(ビデオリサーチの関東地区の世帯視聴率)で、特捜9の初回放送の14・2%を超えた。

未公開シーンも放出

 2016年10月期に放送されたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS)は、5月19日から再放送。未公開シーンの放出が見どころで、主演の新垣結衣と星野源がリモートで「恋ダンス」を踊るエンディングもネットで話題になった。

 ドラマ以外の再放送も目立つ。08年に始まり、4月に放送3千回を突破した長寿番組「よ~いドン!」(関西テレビ)は、名物企画「となりの人間国宝さん」の総集編を放送中。土曜は過去の放送の傑作選、月~金曜は、これまでに認定した約5千人の国宝さんとのつながりを生かし、ビデオメッセージや生電話で国宝さんの近況を伝えている。

 ABCテレビも「パネルクイズ アタック25」の総集編を放送。1975年の放送開始から45年たつが、総集編は初めてだ。

 こうした再放送の「再評価」を、制作側はどう見ているのか。

記事の後半ではテレビ東京のプロデューサーや円広志さんらが語ります。

 テレビ東京の阿部真士プロデュ…

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