れいわ・山本氏 都知事選「フィフティー」 判断は来週

2020東京都知事選挙

小泉浩樹
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 18日告示、7月5日投開票の東京都知事選で、れいわ新選組山本太郎代表(45)は11日、自身の立候補について「告示日までに決める。(気持ちは)フィフティー(50%)だ」と記者団に語った。野党の一部には山本氏への期待論もあるが、野党票が割れることへの懸念も出ている。

 れいわは同日、東京都内で総会を開催し、山本氏の都知事選への立候補について協議した。山本氏によると「(賛否)両方の意見があった」といい、山本氏に最終判断が一任されたという。

 総会後、山本氏は「出るとなれば東京から何かを変えたいと思わないといけない。皆さんに訴える機会になる」と強調。小池百合子知事(67)については「(候補者の中に)小池さんの都政運営をよしとする人はいないんじゃないか」と語った。

 立候補した場合、新型コロナウイルスを巡る都の対応の是非のほか、消費税の減税などについて訴える方針とみられる。

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 れいわを率いて昨夏の参院選で2議席を獲得した山本氏には、無党派層への浸透力から野党内に待望論があり、立憲民主党は水面下で野党統一候補として無所属での立候補の可能性を探った。ただ、れいわ公認での立候補を主張する山本氏と折り合いがつかず、立憲は元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)を支援する方針を決めている。山本氏が立候補した場合、野党内には「小池氏に対抗する票が分散してしまう」との懸念もある。

 都知事選ではこのほか、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)が無所属での立候補を表明し、日本維新の会が推薦を決定している。小泉浩樹

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