名古屋市立大が市立高生向け推薦枠を拡大、付属校構想も
佐藤剛志
教育ひろば
名古屋市で、この数年間で進めてきた市立大学と市立高校の連携をさらに強化する。大学の総合生命理学部と医学部の入試で導入している市立高生を対象にした推薦枠を、来年2月実施予定の2021年度入試から薬学部にも拡大する。郡健二郎学長は、将来的には大学付属の小・中・高校の設置につなげたいとの持論も披露している。
市立高の優秀な人材を大学に集め、先進的な医薬品を開発する研究者や、専門性の高い薬剤師を育成して地域社会に貢献することが狙い。名市大の郡学長と市教育委員会の鈴木誠二教育長が5月20日に発表した。
募集人員は4年制の生命薬科学科2人、薬剤師資格の取得をめざす6年制の薬学科2人の計4人。センター試験に代わって導入される「大学入学共通テスト」と面接試験の成績などで選抜する。詳細は6月中に選抜要項で公表予定。推薦枠は3学部で計10人となる。
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