第11回イタリアで恐怖に直面 石川祐希が101通に込めた思い

【動画】「いまできること The Athletes」 バレーボール・石川祐希=木村健一撮影

いまできること⑪

新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツの大会、試合が軒並み中止、延期になっている。練習すら制限される中、できることを模索する選手たちの「いま」をオンライン取材などを通じ、紹介する。

[PR]

 プロバレーボール選手で日本代表のエース石川祐希(24)が、子どもたちからの感謝を伝える企画を手がけた。きっかけは、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だったイタリアでの生活だった。

 世界最高峰、イタリアのプロリーグで今季もプレーしていた。3月上旬、ミラノでの試合前の練習。相手チームの複数選手の発熱がわかった。「感染したらどうしようと。不安や恐怖が強かった」。試合は中止となり、所属チームの地元パドバに戻った。

 街では、普段はマスクをしない人々がマスクと手袋をつけていた。スーパーへの買い物以外、外出は禁止。試合も、練習もできなくなった。

ここから続き

 「バレーができていたことの…

この記事は有料記事です。残り1255文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません