熊本)球磨川彩る復活の光 「コウモリ橋」改修

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渡辺七海

 2012年の台風で被災し、通行できなくなっていた球磨川の両岸(熊本県球磨村、芦北町)を結ぶつり橋「コウモリ橋」が改修工事を終えた。1日から開通し、ライトアップもしている。

 球磨川から30メートル上の位置にかかる、全長130メートルのつり橋。1978年に球磨村森林組合がつくった。同組合が管理する鍾乳洞「球泉洞」にほど近い場所に位置し、被災前はウォーキングコースの一部としても親しまれてきた。

 だが2012年8月、台風でワイヤ2本が外れ、橋は亀裂が走り、通行出来なくなっていた。同組合では、16年の熊本地震の影響で球泉洞への来場者が減ったこともあり、費用回収の見込めない改修工事に踏み込めないでいた。今回、事業費約4700万円のうち、約2300万円を熊本地震の復興交付金を財源とした村の観光施設への補助金でまかなった。改修工事にあたり、新たにLEDライト160個を整備し、12パターンのライトアップが可能になった。

 同組合森林観光部の松野雄貴…

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