国の抗体検査始まる 3都府県の1万人対象、感染歴調査

荻原千明
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 新型コロナウイルスの感染歴を調べる厚生労働省の抗体検査が1日午前、東京都内で始まった。一定規模の都市がある都道府県のうち、人口あたりの感染者が多い東京、大阪と、少ない宮城の3都府県の住民計約1万人を対象に実施する。無症状の人も含めた国内の感染の広がりの把握につなげる狙いがある。

 東京の検査は1日午前、板橋区内で始まった。2日から実施する豊島、練馬を合わせた3区で計3千人を目標に検査する。都内の対象者は、住民基本台帳から年齢・性別が偏らないように抽出され、郵送で案内を通知した。

 検査では、10ミリリットルの血液を採取。ウイルス感染後、体内にできるたんぱく質(抗体)を3種類の測定法で調べる。今回の検査を通じ、測定法の特色や有効性を把握できるという。結果は本人に通知する。

 検査は宮城でも1日から、大阪は3日からそれぞれ実施される。(荻原千明)

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