日産・ルノー・三菱自が連携強化策、地域ごとにリーダー

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 日産自動車と仏ルノー、三菱自動車の3社連合が27日、アライアンス(提携)強化策を公表した。地域や技術ごとに、強みを持つ1社を「リーダー」に指定。研究開発の重複をなくしたり、生産を集約したりしてコスト削減を図る。3社は経営がそろって悪化しており、今回の提携強化を通じて過剰な工場や人員の削減を進める考えだ。

 日産の内田誠社長、ルノーのジャンドミニク・スナール会長、三菱自の益子修会長らがオンラインで会見し、強化策を説明した。3社の会長を兼ねていたカルロス・ゴーン氏が退いてから、初めての本格的な強化策となる。

 今回の強化策は、各社が持つ工場などを「共同利用」してコスト削減を図ることをめざして検討されてきた。今年1月には地域や技術ごとにその中心となるリーダーの1社を決め、役割分担をより明確にすると表明していた。

 地域では、日産が中国・北米・日本でリーダーを務めることになった。また、ルノーが欧州・ロシア・南米・北アフリカを、三菱自が東南アジア諸国連合(ASEAN)・オセアニアを担当する。運転支援機能など次世代技術の開発も役割分担し、リーダー役を中心に進める。

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 3社は販売減少に苦しんでお…

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