リアリティー番組出演者の相談窓口 アベマTVが設置

栗林史子

 インターネットテレビ局「ABEMA(アベマ)」を運営するAbemaTVは27日、恋愛リアリティー番組などの出演者がネット上で誹謗(ひぼう)中傷などを受けたときの相談窓口を設置したと発表した。フジテレビの「テラスハウス」に出演していた女性が亡くなったことを受けた対応だという。

 窓口では弁護士事務所と連携し、誹謗中傷の書き込みをした人の情報の開示請求や、警察への被害届の提出なども支援する。

 AbemaTVでは、高校生男女の恋愛模様を描く「恋する♥週末ホームステイ」「オオカミくんには騙(だま)されない♥」など、若年層向けのリアリティーショーを制作・放送している。サイト上ではアニメや映画、バラエティーなどとともに「恋リア」(恋愛リアリティーショー)というカテゴリーがある。

 AbemaTVには、IT大手サイバーエージェントとテレビ朝日が出資している。サイバーエージェントの広報担当者は、「若い方や一般の方の出演も多い。安心して出演していただくために設置した」と説明している。

 出演者のプライバシーをさらしやすいリアリティー番組のあり方には疑問が広がっている。AbemaTVによると、制作面の対応については決まったことはないという。(栗林史子)…

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