ロシアで足止めの台湾人 JALが臨時便で帰郷に協力

福田祥史
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 新型コロナウイルスの感染拡大で国際航空便の運航が止まっているロシアから26日、帰国する邦人30人を乗せた日本航空の臨時便が成田空港に到着した。台湾に帰る96人も同乗し、成田で別の日航便に乗り換えて台湾に向かった。

 日航によると、台湾当局から帰郷を希望する台湾人の同乗を要請され、協力した。貨物輸送のためヘルシンキ(フィンランド)―羽田間を運航予定だった旅客機をモスクワ経由成田便に変更。午前11時すぎ、成田に到着した。降機口では台湾の在日大使館にあたる台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表らが出迎え、乗客らを慰労した。

 ほとんどが留学中だった若者で、ロシアで約2カ月間足止めされていたという。謝代表は「台湾にいる親も心配していたので、安堵(あんど)した。日本航空の協力で戻ることができ、本当に感謝している」と話した。(福田祥史)

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