この日公表されなかったレギュラーシーズンの日程について、関係者によると、開幕から当面の間は固まりつつある。
開幕カードはヤクルト―中日(神宮)、巨人―阪神(東京ドーム)、DeNA―広島(横浜)、西武―日本ハム(メットライフドーム)、ソフトバンク―ロッテ(ペイペイドーム)、オリックス―楽天(京セラドーム大阪)の案が有力となっているという。
感染リスクを抑えるため、移動を極力少なくする日程に組み直しているといい、開幕から数カードをセ・リーグは主に関東で集中して開催し、パ・リーグは2カード目以降、同一球場で同じ相手と6連戦を行う日程を軸に検討している。
6月2~14日に設定された練習試合は東西二つに分け、日本ハム、楽天、西武、ロッテ、巨人、ヤクルト、DeNA、中日の8球団が主に関東で、オリックス、阪神、広島、ソフトバンクは関西などで計12試合ずつを行う見込みだ。
この日の会見で、日程の発表時期を問われた斉藤惇コミッショナーは「たたき台はあるが、自治体との調整や移動をできるだけ減らすための工夫などをしている。全球団の同意を得るまでもう少し時間を下さい」と述べた。
また、クライマックスシリーズについて、斉藤コミッショナーは「結論は出ていない。セ、パで(やり方が)異なるのはやむを得ないと合意している」と説明した。複数の関係者によると、セ・リーグは開催を断念する方針で、パ・リーグは実施をめざしているという。
イースタン、ウエスタン両リーグも1軍と同様、6月2日から練習試合を始め、19日に開幕する。
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