石川)困窮する大学生に食品無料配布 金沢の団体

木佐貫将司
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 新型コロナウイルスの影響でアルバイト収入が無くなるなど生活に困窮する大学生に対し、子ども食堂を運営する金沢市の市民団体のメンバーらが24日、米や野菜などの食品の詰め合わせを無料で配布した。

 石川県内の大学に通う一人暮らしの学生が対象。米や野菜、お菓子などの食品を詰めた260袋を用意し、金沢市若松町3丁目のカフェ「ビーンズ もりの里店」で、学生証を提示した学生に1袋ずつ手渡した。

 列に並んで受け取った北陸大学4年の加納裕也さん(22)は、「ラーメン店のアルバイトの勤務時間が減り、お金に困っていた。とても助かります」と喜んでいた。

 企画した市民団体「かなざわっ子nikoniko倶楽部」の喜成(きなり)清恵代表は「イベント中に取ったアンケートに、退学・休学や生活保護申請を考えていると答えた学生がいた。今後は、食べ物以外の支援も必要になる」と話した。

 6月7日に同県野々市市でも配布する予定。問い合わせは同団体(076・218・4005)。木佐貫将司

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